新会長に長嶺爲泰氏 WUB、きょう世界大会


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長嶺爲泰氏

 WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)の世界大会の開催を12日に控え、2011年度理事会が11日、那覇市のホテルロイヤルオリオンで開催された。

WUBネットワーク会長の牧志泰三氏(第一港運会長)が年内で退任するのに伴い、新会長にWUB東京名誉会長の長嶺爲泰(ためやす)氏を選任した。新たな副会長には、新垣ロイドWUBハワイ前会長、大城健治WUBブラジル会長が就任する。12年1月から新体制で活動する。
 理事会には、WUBの奨学金を活用して米ハワイ大学の東西センターに留学したブラジル出身のヤマザト・エルケさんが出席。「普段学べない沖縄の文化にも接触でき、海外の学生とのネットワーク構築にも大いに役立った。素晴らしい機会を与えてくれて感謝している」と報告した。WUB創設者のロバート・仲宗根氏は「今後もさらに教育分野に力を入れていく」と強調した。
 理事会ではそのほか、会員同士の情報交換やWUBの活動報告などについて、インターネット交流サイト「フェイスブック」を積極的に活用することなどを確認した。世界大会は午前9時から同ホテルで開催され、沖縄テレビ放送元常務の前原信一氏による講演やパネル討論がある。一般傍聴もできる。