次代継承へ議論 WUB世界大会


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 ビジネスを軸とした県系人の交流組織WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)の第15回世界大会が12日、那覇市のホテルロイヤルオリオンで開催された。

沖縄での世界大会開催は2000年の第4回大会以来、11年ぶり。世界各地の会員約150人が参加した。12年の世界大会は香港で開催される。
 大会は「WUBがどのように次世代の懸け橋となるか」をテーマに、パネル討論や海外のウチナーンチュを取り上げた番組を多数制作した元沖縄テレビ放送常務取締役の前原信一氏の講演会が開かれた。WUBの在り方や沖縄の心をどう継承させるかなどについて熱い議論が交わされた。
 討論会では、パネリストからWUBのネットワークは世界に広がっているが、これまで点であって線ではつながっていなかったと指摘があった。今後は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)などIT(情報技術)を活用して活動を発信するべきだとした。