世界のウチナーンチュを舞で歓迎 首里城公園


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 第5回世界のウチナーンチュ大会開催を記念し、那覇市の首里城公園では「琉舞・空手奉納演舞(武)」と琉舞のイベント「舞への誘い」が13日、行われた。海外からの参加者が大勢訪れ、勇壮な舞と力強い演武に感激した様子で拍手を送った。

 奉納演舞では「かぎやで風」と「四つ竹」が披露。観客は重要無形文化財保持者の舞をビデオカメラなどで撮影し、久しぶりの伝統芸能を楽しんでいた。演武では沖縄を代表する4人の空手家が得意の型を披露。観客は力強い演武を真剣なまなざしで見つめていた。
 若衆特牛節(わかしゅうこていぶし)などの琉舞が披露された「舞への誘い」。貫花(ぬちばな)の後半では四つ竹に合わせて、観客から手拍子が沸き、会場が一体になった。「舞への誘い」は14日も行われる。
 日系ハワイ1世の紺野(旧姓波平)ヨシ子さん(70)は「なんと言っていいのか分からないくらいうれしい。沖縄に帰ってきたという気持ちが大きくなった」と笑顔を見せた。【琉球新報電子版】