毎年「若者大会」を 若者国際会議、知事に7事業提言


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会の若者事務局(玉元三奈美局長)は14日午後、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで若者国際会議を開き、活発に議論した。「若者ウチナーンチュ大会」を毎年、各国持ち回りで開催することや「ウチナーグチ世界大会」の開催など7事業の提案を決め、大会実行委会長の仲井真弘多知事に提言文を手渡した。仲井真知事は「重く受け止め、この方向で支援できるようにしたい」と述べた。

 会議は「今ある沖縄は先人たちが苦労や困難を乗り越えてきたからこそある。その苦労や困難を共にすることにより、結ばれてきた心を次は私たち若い世代が引き継ぎ、沖縄、世界で素晴らしい花を咲かせる」とする宣言文を発表した。
 県内の学生や社会人ら若者約80人でつくる若者事務局は今大会に合わせて初めて発足した。会議には米国や南米など多数の海外県系人も加わり、100人を超える若者が意見を交わした。
 議論の結果、新事業としてカチャーシーやハーリーなどの「ウチナーンピック」や、沖縄を題材にした映画祭、沖縄のデザインや素材を施した服装のファッションショーなどを提案。
 次回第6回大会は4年後の2015年に開き、その後は2020年、2025年と、5年ごとの節目の年に開くことも提言した。