「ウチナーの心守る」思い歌に込めて 県系人参加 ハワイの「御冠船歌舞団」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄民謡やハワイの音楽を披露し「沖縄の言葉や心」を残し伝えていく大切さを訴えた御冠船歌舞団のメンバー=20日夕、那覇市ぶんかテンブス館

 ハワイの芸能集団「御冠船歌舞団」は20日夕、那覇市ぶんかテンブス館で「いちまでぃん島人」をテーマに公演を催した。ハワイの県系人4人が「沖縄の言葉がなくなったら、沖縄はなくなる。沖縄の言葉をみんなで使うようにしましょう」と呼び掛け、沖縄の民謡やハワイの音楽を披露。「ウチナーの心を守る」という、強い気持ちを歌に込めた。

 この思いに応えた会場の大勢の聴衆は手拍子やはやし、指笛を止めることなく、沖縄民謡を一緒に歌うなど、ステージとの一体感が広がった。
 演奏したのはハワイの県系人3、4世の和多エリックさん、仲兼久キースさん、金城ノーマンさん、呉(イン)ブランドンさん。
 和多さんは「私たちは毎日、沖縄のことを心配している。言葉はなくなりつつある。私たちは沖縄を愛している。至る所でメンソーレ(ようこそ)、ニフェーデービル(ありがとう)を使うようにしてください」と訴えた。

英文へ→The 5th Worldwide Uchinanchu Fesitival Ukwanshin Kabudan from Hawaii sings “to help maintain the spirit of Uchina”