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拘束型心筋症のため米国で心臓移植手術を受け、8日に約7カ月ぶりに帰国した要美優さん(13)=浦添市、神森中2年。米国最後の日となる8日、よく晴れたJFK国際空港では、美優さんと家族、関係者が別れを惜しんだ。「さよならニューヨーク」「ありがとう皆さん」。すっかり元気になった美優さんは、15日に沖縄に帰ってくる。
美優さんの帰国を前に応援団の寺尾家でホームパーティーが行われた。ケルン国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝するなど数々の賞を受賞し、現在ドイツで活躍中の坂本真由美さんが、美優さんのために演奏し花を添えた。
帰国を前に忙しい日程が続いても笑顔でこなす。USオープンテニス会場では、テニスの指導を受けるご褒美も。3日のコロンビア大学病院の最終検査で、「全く異状がない」と太鼓判をもらい、ニューヨークマラソン参加者たちとのパーティーにも参加。出発前日にもかかわらず、友達とヨガのクラスを楽しむなど有意義な日々が続いた。
「早く帰って友達に会いたい」と思いを語る美優さん。一方で一抹の不安もあるようだ。帰国後はなるべくそっとしてあげられるといいのではないか。
(比嘉良治通信員)