琉球新報社 
在亜沖縄県人連合会の第９回沖縄祭りが１０日、ブエノスアイレス市周辺都市イトゥサインゴにある同連合会「うるま園」運動場で開かれた。この日午前中にあったクリスティーナ・フェルナンデス大統領の再就任式典に、日本から菅直人衆議院議員（前首相）が特派大使として出席し、午後は「うるま園」の沖縄祭りに、石田仁宏駐亜日本大使らと共に来賓として参加した。会場には県人会員ら３千人余が集まった。
琉球空手演武をはじめ、夢海渡太鼓、琉球國祭り太鼓が祭りを飾った。来場者は大人も子どもも一緒になって恒例の盆踊りの輪を作り、菅前首相も輪に加わった。
菅前首相はスピーチで、東日本大震災復興のためのアルゼンチンからの支援と励ましに対し感謝の言葉を述べた。また、日本の移住者たち、特に沖縄県系人の築いたアルゼンチン市民に尊敬される日系社会は、大きな誇りであると感謝の気持ちを込めて語った。
（大城リカルド通信員）
