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アルゼンチン生まれの沖縄系2世の彫刻家・呉屋フリオ(Julio Goya)氏(58)の彫刻作品展「Episodios de la Vida」(人生色々)が、10月21日から11月23日まで、ブエノスアイレス市ベルグラーノ地区の彫刻博物館Museo Casa de Yrurtia(カーサ デ イルルティア)で開かれた。
呉屋さんは1983年にブエノスアイレス国立芸術学校大学院を卒業し、その後両親の出身地沖縄で25年以上にわたって住んでいる。呉屋さんの彫刻作品は日本、沖縄、アルゼンチンの都市で配置されている。
今回の開展式には、駐亜日本大使館広報文化の佐藤仁彦氏、日本から「アート ギャラリー アトス」の長嶺豊氏と彫刻家シロマタケオ氏が出席した。
作品は極彩色の鉄材で仕立て上げられた“セーリエコラール”と、鉄材で作られた“Yatasto(ジャタスト)”、ステンレスや塗色された鉄や貝殻類などを使った資材による“人生色々”の三つに分類されていた。呉屋さんの作品はアブストラクトで、素朴さと力強さに日本とアルゼンチンの影響が垣間見られた。(大城リカルド通信員)