県系人交流へ初参加 “ニーセーターツアー”ブラジルで開催


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 「第5回世界のウチナーンチュ大会」(2011年10月開催)をきっかけに設立された「世界若者ウチナーンチュ連合会」の沖縄本部若者・学生事務局の玉元三奈美事務局長らが10日、県庁で会見し、19日から29日までブラジルで開催される第5回ニーセーターツアーに、玉元事務局長ら3人が参加することを報告した。沖縄から同ツアーへの参加は初めて。

 ニーセーターツアーは、南米の県系人の若者たちの交流を目的に2007年に始まり、今年で5回目。今回は日本を含む8カ国の県系人の若者約60人が集まり、沖縄(日本)と米国からは初めて参加する。
 玉元事務局長らは同ツアーの期間中、パワーポイントを使って沖縄の地理や文化の説明や、沖縄の黄金(くがに)言葉を手作りの紙芝居で紹介する。7月にブラジルで開催予定の「第1回若者ウチナーンチュ大会inブラジル」の企画や運営についても、南米の若者たちと話し合う。玉元事務局長は「ブラジルに行って南米の若者と交流し、沖縄の若者の担うべき役割や、世界と沖縄をつなぐ事務局の存在意義を見つけられたら」と抱負を語った。
 同事務局は、3人の渡航費などを含む派遣費用(90万円)への支援金も募集している。1口千円。支援金の振込先銀行と口座番号、口座名義は次の通り。
 琉球銀行宜野湾支店普通口座575799。口座名義は世界若者ウチナーンチュ連合会沖縄本部。
 問い合わせは(電話)080(4363)9047(玉元)。

英文へ→Okinawan youngsters to participate in networking tour to Brazil for the first time