沖縄県が主催する文化観光戦略推進事業の一環で、舞踊集団「花やから」の上海公演が昨年12月26日、上海市の浦東地区にある青少年活動センターで開かれた。公演では、沖縄伝統の衣装や髪結い姿の少女たちが、沖縄の民謡やポップスに合わせて、その名前にふさわしい、花のような笑顔を咲かせながら、歌や踊りを披露した。沖縄の踊りを初めて見る中国人観客らは、少女たちの演舞に終始見入っていた。
演舞の中で、特に盛り上がったのは5歳の少女の愛くるしい表情と滑稽な動きに会場中が笑いに包まれた。
また、ある演目では、少女たちが中国語でせりふを話すと、中国人観客から大きな喝采が湧き起こった。
この公演を見た、上海音楽学院大学の先生で、沖縄の三線も勉強中の黄婉さんは「これまで本場の沖縄の踊りを生で見たことがなかったので、とても感激した。少女たちの笑顔は、とてもかわいく、引き込まれるようだった。ぜひこのような公演を続けて開催してほしい」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
この時期の上海は気温が5度前後と寒さが厳しい時期ではあるが、太陽のような少女たちの笑顔と素晴らしい演舞が観客の心を温めてくれた。
(小谷良太通信員)
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