【アルゼンチン】移民100年史編纂に3年 協力者丑野さん囲み送別会


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丑野隆史さん(前列中央)を囲んで記念撮影する関係者

 在亜沖縄県人連合会の「沖縄県人移民100年史」の編纂(へんさん)作業に3年間にわたって協力してきた東京出身の丑野隆史さん(27)が昨年9月末に帰国した。
 丑野さんは名桜大学で南米移民史を学び、在亜沖県連からの要請に応えて名桜大学側が推薦してくれた人であった。帰国直前に移民史編纂委員会とらぷらた報知社の共催で送別会が催された。

 沖県連の新垣定二会長、比嘉アントニオ・善雄編纂委員長兼らぷらた報知社長、新里孝徳財務委員長、崎原長一委員、新聞社関係者のほか、秋吉勝秀公使夫妻、植松総領事夫妻も参加した。
 編纂委員らは、丑野さんについて「彼は自ら進んで事をなし、またもう一つ彼のいいところは日系人だけに限らず、中国人や韓国人の若者とでも親しい付き合いができた」と評価した。
 丑野さんは「私の移民史協力がこれで終わったのではなく、沖縄にいても手伝えることがあるはず。取材、資料集め、執筆など遠慮なく言ってほしい」と語った。
(大城リカルド通信員)