【フィリピン】在比県人会を訪問、交流 結成30年で県内比協会


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フィリピン沖縄県人会と交流を深める沖縄フィリピン協会=3日、フィリピンマニラ市

 県内在住者で組織する沖縄フィリピン協会(屋宜恒一会長、会員約300人)の会員ら22人は1~5日、フィリピンを訪問し、結成30周年を迎えた現地のフィリピン沖縄県人会の会員らと交流を深めた。

 訪問団には屋良節子琉舞道場の舞踊家らがボランティアで参加し、県人会や日本について学ぶアテネオ大学のフィリピン人学生の前で琉舞や民謡を披露した。また孤児院には持参した古着などを贈呈し、日本人の高齢者施設などを訪問して交流を深めた。
 同協会は県人会結成20周年の2002年にも同国を訪問し、またフィリピン県人会の約50人が昨年開催された世界のウチナーンチュ大会への参加で来県しており、定期的に親交を重ねている。今年は11月に再び訪問団を現地に派遣する。
 現地訪問の旅を報告した屋宜会長と金城弘事務局長は「県出身者の次世代や現地の若い人に沖縄の文化を紹介することができた。これからもフィリピンと沖縄の文化交流を進めたい」と述べた。