【アメリカ】師範、教師免許を伝達 琉球箏曲興陽会LA支部


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
免許証取得を喜ぶ受証者と照屋勝子支部長(右から5人目)=ガーデナ市シーエンペラスレストラン

 琉球箏曲興陽会LA支部(照屋勝子支部長)は2月26日に、3人の師範免許と5人の教師免許伝達式をガーデナ市のシーエンペラス・レストランで開催した。受証者は主に南カリフォルニア在住者が多いが、遠くユタ州やニューメキシコ州、サンフランシスコ市からも出席した。

 受証したのは、師範免許が比嘉美代子、安富祖ジョーイ、仲宗根アイリーン、教師免許が黒岩静香、城間静子、山内繁子、金城昭子、宮里八重子さん。3人の師範免許受証者の中にサンフランシスコ在住のセオロジカル・ユニオン総合宗教大学院ロナルド仲宗根教授夫人のアイリーン仲宗根さんの姿もあった。
 授与式では安里ヒロ子琉球筝曲興陽会会長より祝電があり、ハワイ「アキの会」からレイが送られ受証者全員に贈呈された。
 昼食の中華料理の後は余興に移り、門下生で5世の14歳になるカイリ仲田さんが琴を演奏、10歳になるステファニー安次富美代さんが「鳩間節」を踊り会場が沸いた。沖縄県人会芸能部の指導者の方々が琉球舞踊と民謡で賛助出演、式典を盛り上げた。
 照屋勝子さん(伊是名出身)がLA支部長になって8年。南カリフォルニアから他州にも指導に出掛け、健康に留意しながら多忙な毎日だが充実しているという。「生まれ故郷の沖縄から遠く離れたアメリカに住み、沖縄の文化、芸能を守り続けていけることはとてもありがたい。今後もその普及に努力します」と心境を語った。(当銘貞夫通信員)