【中国】沖縄の独自文化PR 上海で展示会


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「元気な日本展示会」での沖縄県のブースの様子=上海市内

 上海市内の上海マートで2月24日から26日までの3日間、「元気な日本展示会」が開催された。この展示会は、日中国交正常化40周年記念と、東日本大震災で大きく落ち込んだ日本の観光を盛り上げていくため、中国の上海と北京で開催された。

上海での開催には、沖縄を含む日本の37自治体と日系企業約70社が参加し、その特徴を生かしたPRを行った。
 沖縄県のブースでは、「東洋のハワイ、ようこそ沖縄へ」のキャッチコピーに青い海や空、独特の文化のイメージパネル、紅型などで装飾が施され、テレビやパンフレットで、沖縄の観光ポイントなどを紹介していた。本永哲沖縄県上海事務所長自らが三線を演奏し、来場者に沖縄をPRした。
 訪れた来場者は聞き慣れない沖縄の楽器の音色に立ち止まり、興味津々の様子。また、足を止めた来場者たちは、昨年から実施されている日本渡航の際の3年マルチビザや、沖縄の特色や観光スポットに関して、スタッフにさまざまな質問をしていた。
 本永上海事務所長は、「マルチビザ発給による効果で中国人観光客は、今まさに増加し続けているが、中国の人口を考えると、今後もさらに伸びる可能性は高い。さらに沖縄、上海間の飛行機も夏からは毎日運航になる。しかし、中国国内での沖縄の認知度はまだまだ浅く、今後も認知度を高めていく場をつくる必要がある。そこで今後も中国国内で開催されるさまざまなイベントに出展し、沖縄県のPRを引き続き行っていく予定だ」と中国国内での沖縄観光のPR強化について語った。
(小谷良太通信員)