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ハワイ沖縄連合会の2012年の会長に就任した県系3世の玉城サイレス馨さん(58)=ホノルル=がこのほど、那覇市の琉球新報社を訪れ、祖父母の古里である沖縄への思いと新会長としての抱負を語った。
玉城さんは父方の名護市、母方の首里という二つのルーツを持つ。ハワイで生まれ育った玉城さんだが「自分がウチナーンチュであることは幼いころから知っていた」と話す。
「父は踊りがうまく、祖父母の誕生日には『かぎやで風』を踊っていた」と笑顔を見せる玉城さん。祖父母も三線や箏をたしなんでいたという。玉城さんは「子どものころ県人会の主催するピクニックで『ひやみかち節』を歌った」と楽しそうに振り返る。
2011年10月に行われた「第5回世界のウチナーンチュ大会」への参加をきっかけに、玉城さんの沖縄への思いはより高まったという。現在は、毎年ハワイで開催されるオキナワン・フェスティバルの開催準備で忙しい。玉城さんは「オキナワン・フェスティバルは今年で30周年を迎える」と述べ「自分の経験や知識を多くの人と共有し、ハワイの若いウチナーンチュたちに伝えていければ」と語った。