「ブラジル大好き」旗印 「アミーゴ会」発足


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沖縄とブラジルの相互交流を深めようと発足した沖縄ブラジルネットワークアミーゴ会の会員ら=7日、南風原文化センター

 【南風原】沖縄とブラジルの交流を一層発展させる活動や次世代のリーダー育成をしていこうと、「沖縄ブラジルネットワークアミーゴ会」(与那城昭広会長)が7日、発足した。南風原文化センターで開かれた昼食交流会には、ブラジルからの県系留学生や留学生OB、大学関係者ら約50人が参加し、親睦を深めた。

 同会には昨年の第5回世界のウチナーンチュ大会を機に培われた絆を深めていこうと、80人の会員が加盟している。
 沖縄ブラジル協会元事務局長の与那城会長(68)は「若い世代へ引き継ぐための下地作り。今はインターネットの時代でどこにいても相談し合える。一人でも多くのブラジル大好き人間を育て、相互交流を深めていきたい」と話した。
 交流会では、豆と豚肉を煮込んだブラジルを代表する料理・フェジョアーダなどが振る舞われた。
 県系2世で、琉球大大学院で言語学を学ぶ儀保ルシーラ悦子さん(30)は「ブラジルに興味のある沖縄の人にポルトガル語を教えたりと、私たちにしかできないことをどんどん取り組みたい」と笑顔で話した。