【ニューヨーク】ニューヨーカーを魅了 琉球チムドン楽団


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初の野外演奏を催し、聴衆を盛り上げた「琉球チムドン楽団」=13日、米ニューヨークのユニオンスクェアー公園

 ワシントンDCの桜祭りに招待された「琉球チムドン楽団」が6日、ニューヨーク入りした後、1週間の演奏ツアーを行った。ハーレムのゴスペル教会やレストラン、バーなどで連日演奏を繰り広げ、世界の大舞台への第一歩を踏み出した。

 琉球音楽を主体に、多芸な演出を繰り広げる琉球チムドンは、ジャズクラブ、ラテン系のキューバンレストランなどで演奏、喝采を浴びた。ニューヨーカーたちの心をつかみ、調子はうなぎ上り。
 ツアー最後となる13日はユニオンスクェアー公園で初の野外演奏を催した。ビジネス街に面しており、美術大学やニューヨーク大学にも隣接する場所で、公園の利用者は旅行者より地元住民が多い。それに加え、昼休みと重なり、多くの観客が群がった。
 「どこから来たの。どこの国の音楽? 衣装も踊りもきれいだわ」と質問や賛辞が飛び交う。
 7日間で8回の演奏をし、手応えを充分に感じたよう。ワシントン公演に向けて自信満々だと一同は張り切っている。
(比嘉良治通信員)