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春は桜、それが日本の代名詞となって久しい。ワシントンの桜祭りをはじめとし、各地で桜=ジャパンとなって親しまれている。
ニューヨーク(NY)市も日本庭園があることで有名なブルックリンのボタニカル・ガーデンをはじめ、市内の各公園では「桜祭り」がこのほど行われた。
地球温暖化の影響か、ことしの桜はすでに散り、若葉だが、祭りのスケジュールは暦に沿って行われ、日本文化で盛り上がった。
NYでの桜祭りの最大イベントはブルックリンのボタニカル植物園だろう。尺八や太鼓からロックの音楽に古武道、舞踊、着物ショー。食べ物はおにぎり、おそばからお団子などが人気を集めている。
こうしたNYのイベントで市民権を獲得しているのが琉球芸能だ。琉球舞踊や琉球民謡、三線と組み合わされた楽団だ。三線のKOSSANこと山田和孝率いるハッピーファンスマイルはNYベースの沖縄バンドで人気上昇中。田口沙喜率いる「琉風」の三線と歌も好評だ。
人気の陰には長年かけて情熱的に琉球伝統芸能を紹介してきた先駆者の伊藤さちよ、ジュンコ長浜フィシャー、ソニー落合諸氏の功績が芽生えてきたといえよう。沖縄の青年たちでつくる「モーアシビー軍団」も底辺を広げ貢献している。(比嘉良治通信員)