【イギリス】児童に紙アート指導 県出身pokke104さん


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 英国ロンドンで、4月25日から行われた「LOOCHOO(ルーチュー)」プロジェクトの県出身参加作家の一人、イラストレーターpokke104さんのワークショップと、ライブペイントが4月下旬、ロンドンで行われた。

 ワークショップは、ロンドン第二の巨大小学校バークレイプライマリースクールと、移民や亡命者のケアをする団体HCCTで実施。バークレイ校では3年生の全児童らと2日間にわたり「トレジャー(宝物)」をテーマに、紙ぬいぐるみを作った。HCCTでは、折り紙を使い、参加者全員で一つの絵を作り上げた。
 バークレイ校のトーマス校長は、廃棄する新聞紙などを使ったワークショップに、とても感銘を受け「イギリスでは子どもたちがアートに触れる機会は多いが、言葉も違う異文化のアーティストが教室に来てくれ、アートを通してコミニケーションが取れた経験は、たくさんの国籍の子を抱えるわが校では、とても意味がある」と語った。
 ワークショップを開催したpokke104さんは「沖縄とロンドンをアートを通して、いろんな方たちとつながっていけたらという思いで開いた。その結果、たくさんの笑顔を共有することができ、幸せな気持ちでいっぱいだ。サポートするスタッフや、その場にいた方々の温かさや気遣いが、言葉は通じなくてもすごく感じることができてすてきな時間が過ごせた。宝になる時間ばかりで本当に感謝の気持ちでいっぱいだ」と活動を振り返った。
(森田恵美子通信員)

ルーチュープロジェクトのワークショップで折り紙によって作られた作品
英国の児童に紙のアートを教えるイラストレーターpokke104さんのワークショップ=英国ロンドン