【ペルー】600人の長寿祝う 沖縄婦人会敬老会


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石松会長から、花束と記念品を受け取る最高齢104歳の仲程ゼンソンさん=2日、ペルーの県人会館・西銘順治大ホール

 ペルー沖縄婦人会(エレナ石松会長)は2日午後3時、県人会館・西銘順治大ホールで、600人近い75歳以上の高齢者を招き、恒例の敬老会を盛大に開いた。

会場には来賓として、在ペルー日本国大使館から飯田茂領事夫妻、我那覇宗孝日系人協会会長代理、オルガ・オカ日系人婦人会会長、ルイス嵩原県人会会長ほか、在ペルー市町村代表らが出席。お祝いに花を添えた。
 セレモニーはルース・イゲ幹事長の開会の辞で始まった。婦人会会歌斉唱の後、歓迎のあいさつに立った石松会長は「本日、会場にお越しの高齢者の皆さまが苦労に苦労を重ね、今日まで培い、築いてこられた日系社会におけるお年寄りを敬い、大事にする心は美徳精神として立派に受け継がれてきています。イチマデン ドウ ガンジュウサシ、ナガイチチ シミソーリヨー」とウチナーグチを交え、会場からは、どよめきと、割れんばかりの拍手が起こった。
 続いて来賓の嵩原県人会会長、オカ日系婦人会会長、我那覇日系人協会会長代理らからも、長寿を祝う言葉が送られた。
 会場には今年104歳の仲程ゼンソンさん(うるま市出身)、103歳の瑞ヶ覧チョウキさん(南城市出身)、101歳の当山ツヨさん(沖縄市出身)、100歳の玉城ゼンコウさん(本部町出身)ら、100歳を超えた高齢者の皆さんも元気な顔を見せ、石松会長から、記念品と花束が贈られた。
 高齢者を代表して県人会顧問の親川義一さんは主催者の婦人会にお礼の言葉を述べ、最後は飯田領事による乾杯の音頭が高らかに唱和され、セレモニーを締めくくった。婦人会メンバーによる心尽くしの弁当に舌鼓を打ちながら、演芸部による琉球舞踊、歌・三線、カラオケなど多彩なプログラムを観賞し、時間を忘れるほど楽しいひとときを過ごした。(赤嶺光弘通信員)

英文へ→Okinawan Women’s Association of Peru holds respect-for-the-aged ceremony for 600 people