世界若者ウチナーンチュ大会 ブラジル来月開催


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第1回世界若者ウチナーンチュ大会のプログラムを発表する世界若者ウチナーンチュ連合のメンバー=25日、県庁記者会見室

 世界若者ウチナーンチュ連合会(玉元三奈美沖縄本部代表)は25日、県庁で記者会見し、7月25日~29日にブラジルのサンパウロ市で開催する「第1回世界若者ウチナーンチュ大会」のプログラムを発表した。
 同大会には開催国のブラジルを中心にアルゼンチン、ペルー、ボリビア、アメリカ、ドイツ、中国、日本・沖縄の8カ国からウチナーンチュ約150人が参加する。

 大会は1日目に開会式や歓迎夕食会を開催、2日目は各国からの参加者が41出身市町村に分かれて交流するプログラムや、移民の歴史を学ぶ勉強会を行う。そのほか県系人が経営する工場や企業の訪問、ネットワークの持続的活用などについての国際会議を行う。またブラジル県人会主催の郷土祭りに連合会メンバーでつくるダンスグループ「琉球ストンプ」が参加し、公演する。
 大会の実行委員長を務める玉元世界若者ウチナーンチュ連合会沖縄本部代表(24)は大会の資金調達での苦労を振り返り「諦めようと思った時もあった」と話した。しかし「沖縄の人に足りないウチナーンチュとしてのハートを移民の皆さんは持っている。これを共有しなければとの思いが原動力になった」と語った。
 宮城祥広報部長(25)はブラジルから沖縄は遠いため昨年の第5回世界のウチナーンチュ大会に参加できなかった人もいたとし「今度はこちらが行く番だ」と語った。「この大会を成功させることが次につながる。各国でつくりあげる第6回ウチナーンチュ大会を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。
 大会に関する問い合わせは、世界若者ウチナーンチュ連合会(電話)098(863)2673、ホームページhttp://yuao.org/

英文へ→Worldwide Youth Uchinanchu Festival to be held in Brazil in July