【アルゼンチン】鍋つつき合い歓談 恒例のすきやき大会


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在亜沖縄県人連合会恒例のすきやき大会=6月24日、アルゼンチン

 在亜沖縄県人連合会は6月24日、恒例のすきやき大会を開催した。参加者は沖縄県系人を中心に2世、3世、その家族、さらにアルゼンチン人の友人も含め総勢300人以上に上った。日本大使館から有吉勝秀公使夫妻、長沼智之領事家族と市政府のミルタ・マルコス市区会議員らも参加した。

 おいしく楽しんで食べてもらうには300人以上は難しいということで定員を決め、事前に入場券を購入してもらったが、当日前には売れ切れ、満員御礼。当日は指定席に誘導されるだけで、参加者はスムーズに入場着席した。相席になった初参加の非日系人家族は最初は勝手が分からないようだったが、2、3世の若者がコンニャクやシュンギクなどをスペイン語で説明したり、最後は鍋を一緒につついたりしながら同じ釜ならぬ同じ鍋の仲となった。
 そのような若い人々の様子を見て、年長者はアルゼンチン名物の赤ワインが進んで楽しく過ごした。当日午前10時から野菜を切ったり、テーブルを準備したりするために総動員されても、皆が堪能している姿を見て疲れがふっとんだというのは2世の中堅世代の役員ら。食べ放題の70ペソ(約1500円)の食券の元を取ろうと地方出身の3世の大学生がお盆3杯の野菜を食べるのを見て目を細めた。(大城リカルド通信員)