生徒ら「懸け橋に」 県交流事業、ブラジル出発


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ブラジルへの出発を前に、笑顔を見せる高校生や大学生ら=23日、那覇空港

 ホームステイを通して、海外の県系人子弟と沖縄の若者が交流し、次世代のウチナーネットワークを担う人材を育成しようと、県内の大学生と高校生6人は23日、那覇空港からブラジルに旅立った。

 県の2012年度海邦養秀ネットワーク構築事業。ブラジル沖縄県人会が受け入れる。学生らは主にサンパウロに滞在する。滞在期間中、第1回世界若者ウチナーンチュ大会に参加するほか、県人会とも交流し、現地のウチナーンチュたちと親睦を深める。
 那覇空港で開いた出発式で、コザ高校3年の名嘉真美鈴さん(18)は「ブラジルでたくさん話を聞いて、私たちの世代も積極的にブラジルのウチナーンチュとつながり、懸け橋になりたい」と笑顔を見せた。