【モロッコ】比嘉氏の作品展示 カサブランカ国際ビエンナーレ


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第1回国際ベンナーレに展示した比嘉良治氏の作品「自画像」

 現代美術のイベント、第1回国際ビエンナーレが6月15日から30日まで、北アフリカ・モロッコ王国の最大の都市カサブランカで開かれた。

40カ国から250人の現代美術の粋を集めて開催された。
 モロッコは歴史的にもアラブ諸国、アフリカ、ヨーロッパに隣接し、国際交流が盛んな国。今回の国際ビエンナーレも欧米芸術に偏らずベニー王国、カメルーン、チュニジア共和国、イランなどの非欧米諸国の現代美術も多数招待された。
 県出身の比嘉良治氏=米ニューヨーク市在住=の「1X1+Me」と題する「セルフ ポートレート」で、父親と母親の写真のネガを重ねたモノクロの作品「自画像」が展示された。比嘉氏は1967年、モロッコの芸術地域として知られるアジィラで行われた国際芸術祭に参加し、現地に滞在して版画を制作した。