ウチナー魂アタック ハワイ県系4世のミヤシロ選手


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ハワイ出身の沖縄系4世のタマリ・ミヤシロ選手(羅府新報・永田潤副編集長提供)

 「オリンピックの夢がかなった」―。ハワイ出身の沖縄系4世のタマリ・ミヤシロ選手(25)が女子バレーボール米国代表五輪最終メンバーに選ばれた。

初の五輪に向け「国の代表として精いっぱいプレーして、メダルを持ち帰りたい」と意気込む姿をロサンゼルス・ローカル日系紙・羅府新報の永田潤記者(副編集長、日系イベント、スポーツ担当)が7月21日付の同紙に記事を掲載した。
 記事によると、タマリさんは7歳でバレーボールを始めた。父ゴードンさんはノーザンミシガン大でアメリカンフットボール、母ジョイさんはハワイ大でバレーボールをしてきた経験がある。4人の兄や姉もさまざまなスポーツをしており、恵まれた環境に育った。
 身長170センチと、バレーボールでは小柄な体格だが、試行錯誤の末、ワシントン大でディフェンス専門に変更、実力を伸ばした。卒業後、渡欧、現在はポーランドのプロ・チームでプレーしているという。
 オリンピック代表チームでは、控えのセッターとして出番を待つ。永田記者は記事の最後にタマリさんの抱負を掲載。そこでタマリさんは「ハワイを出てからこの7年間は、バレー一筋の人生を送り、苦しい練習に耐えてきた。オリンピックでは、それがきっと報われると思う」と語っている。(当銘貞夫ロサンゼルス通信員)