沖縄文化の吸収に意欲 南米から研修生3人


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10月末まで同村で交流する(左から)伊波さん、新里さん、屋良さんと東村長=1日、宜野座村国際交流センター

 【宜野座】南米のペルー・アルゼンチン・ブラジルから宜野座村出身の子弟各一人を研修生として迎え文化交流を図る、同村の第27次南米3カ国青年研修開講式が1日、同村国際交流センターで行われた。

 今年の研修生は県系4世の屋良・仲宗根・さゆり・アンドレアさん(21)=ペルー、2世の新里ガブリエラさん(26)=アルゼンチン、3世の伊波・ヒロミ・フェルナンダさん(35)=ブラジル。3人は10月末まで、三線製作や舞踊、獅子舞などを学ぶ。
 開講式で東肇村長は「地域に役立つ『ぎのざんちゅ』として誇りをもって精進してほしい」と激励した。
 屋良さんは「三線を学びながら友達をたくさんつくり、ペルーのことを話したい」と笑顔。父と姉2人も研修生だった新里さんは「沖縄に来る夢がかなってうれしい。沖縄の文化を学び、たくさんの人と知り合いたい」と述べた。伊波さんは「祖父が宜野座区で生まれたと聞いた。踊りを学ぶ3カ月間お世話になります」と話した。
 1986年から始まった同事業で、受け入れた研修生は今回を含めて85人。

英文へ→Three young people from South America eager to learn about Okinawan culture