【南カリフォルニア】県系2学生に奨学金 日本文化継承を支援


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奨学金受賞者(後列)と南加県人会協議会役員。後列右から6番目が代表祝辞を述べた赤星瑠奈さん=米ロサンゼルス校外のモンテベロー市のクワイヤット・キャノン

 南加(南カリフォルニア)県人会協議会主催「育英奨学資金募集・第33回親睦演芸会」が10月21日、米ロサンゼルス校外のモンテベロー市のクワイヤット・キャノンで開催され、600人が参加した。

同演芸会は日本文化・芸能の継承に励む日系の若者を奨励し、育成を支援するのが目的。
 プログラム第1部は17県人会から各県の特徴を生かして普段、修練に励んだ出し物を披露した。さまざまなジャンルで若さあり、老練ありで、プロ顔負けのパフォーマンスに会場が沸いた。第2部では日本から招待された日本クラウン社の演歌歌手伊達めぐみさんが会場を盛り上げた。
 当日9人の日本文化(珠算、剣道、舞踊、日本語、合気道、小倉祇園太鼓など)に取り組む若者(特に大学生)に1人千ドルが授与された。北米沖縄県人会推薦の2人が琉球舞踊で受賞した。
 与平名京さん(18)はカリフォルニア州立大バークレー校の学生。玉城流冠千会与那嶺恵子琉舞道場門下生で昨年、琉球新報主催芸術祭コンクールで新人賞を受賞した。当日の奨学金授賞式に出席できず、母親が代理で受けた。赤星瑠奈さん(18)はカリフォルニア州立大サンディエゴ校の学生。宮城能松琉舞研究所で、琉舞や民謡を学んでいる。9人の受賞者を代表して祝辞で感謝した。
(当銘貞夫通信員)