中国での日本車販売台数60%減 10月、尖閣で減少幅拡大


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 【北京共同】中国自動車工業協会は9日、10月の日系メーカーの乗用車販売台数が前年同月比59・4%減の9万8900台だったと発表した。減少幅は約60%と、9月の40・8%より大幅に拡大した。日本車の単月の販売台数が10万台を割り込むのは2009年以来3年ぶり。

 日本政府の尖閣諸島国有化をめぐる問題で、日本車の不買運動や敬遠ムードが高まったことが要因。日中関係悪化で日系メーカーが深刻な打撃を受けていることがあらためて浮き彫りになった。
 10月の中国全体の新車販売台数(商用車を含む)は5・3%増の160万6千台だった。2カ月ぶりにプラスに転じた。
(共同通信)