【フィリピン】創立30年 発展誓う フィリピン県人会が式典


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 フィリピン沖縄県人会(クリストファー・エス・マカルンタル会長)の創立30周年式典が10月28日、マニラ首都圏マカティ市のホテルで開催された。

上原良幸副知事、喜納昌春県議会議長、沖縄フィリピン協会の金城宏幸琉球大教授ら訪問団15人も出席し、県人会の節目の年を祝うとともに県系人社会の発展を願った。
 式典で上原副知事は「県人会の皆さんがさまざまな分野で活躍し、フィリピンの発展に貢献することを切望している。沖縄県も皆さんと共にアジアの発展に寄与していきたい」との仲井真弘多知事のあいさつを代読し「2015年に青年のウチナーンチュ大会をフィリピンで開催する」と明らかにした。訪問団に参加した玉城流玉扇会屋良節子琉舞道場が舞踊を披露。会場では、涙を浮かべながら演舞を観賞する人もいた。
 フィリピン沖縄県人会は1982年に設立し、現在の会員数は約1800人。3世の世代が中心となり、社会奉仕活動や、若い世代の学業・就職支援などに取り組んでいる。

沖縄からの訪問団も参加し、フィリピン沖縄県人会の節目の年を祝った=10月28日、フィリピン・マカティ市
玉城流玉扇会屋良節子琉舞道場が琉舞を披露し県系人を喜ばせた=10月28日、フィリピン・マカティ市