【イギリス】経営者の信念、相互確認 新報経済視察団


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懇親会で交流を深めた在英県人やその関係者と琉球新報経済視察団のメンバーら=5日、英国ロンドン

 英国の国民的行事「ガイ・フォークスデー」でにぎわうロンドンで、5日、琉球新報経済視察団と在英県人とその関係者との懇親会が行われた。

 英国県人からはショールブランド「ラキーヴ&ヨーコ」創設者の洋子・ハンド氏(うるま市勝連比嘉出身)が出席。ハンド氏は、ブランディングデザインやアーティストを対象にスタジオの賃貸ビジネスなどを展開し、自身も現代アートのアーティストとしてロンドンを拠点に欧州諸国、ニューヨークで活動している。
 また沖縄尚学中学校で教壇に立った経験があり、現在はロンドンのバークレイプライマリースクールで教頭を務めるダミアン・キーン氏も参加。琉球新報海外通信員も加わり、英国伝統のロースト料理で交流を深めた。
 ハンド氏は「ウチナーンチュの企業トップの方々からオリジナリティーや信念を感じ、自分自身も含め、それぞれが、その地で戦っているということを強く感じた。未来に向けて何をすべきか経営者としての責任や覚悟、沖縄らしさのビジョンに感銘した」と感心した様子。また「個人的には女性起業家のパワーに深く共感し、自分自身も先輩方に負けないよう、もっと頑張ろうと新たに決意した」と熱く語った。
 経済視察団はロンドンオリンピック開催地の開発モデル地区や、観光ビジネスで人気のコッツウォルズ地方などを視察し、6日にロンドンをたった。
(森田恵美子通信員)