【ロサンゼルス】第2回世界の若者ウチナーンチュ大会 来年開催へ活動開始


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右から山内優子さん、山内ヒロシさん、グラムコウ樹さん、マーシュなつきさん、稲福のりこさん、呉屋君子沖縄県人会長=北米沖縄県人会事務所の会議室

 「第2回世界の若者ウチナーンチュ大会」が来年7月ごろに米ロサンゼルスで開催されることが10月上旬に決まって2カ月が過ぎた。すでに沖縄代表2人が訪米、11月9日にはアメリカ国内から3人の若者代表が北米沖縄県人会を訪れた。

3人はともに「第5回世界のウチナーンチュ大会」でアメリカの若者の代表として参加、1週間に1度スカイプを通して討論会をしているという。今回は場所の確認と、顔合わせが狙い。
 ロサンゼルスを訪ねたのは、マーシュ・福原なつきさん(33)=うるま市出身=アラバマ州在住、稲福のりこさん(29)=南城市出身=ワシントン州シアトル在住、グラムコウ・與古田樹(いつき)さん(21)=うるま市出身=テキサス州ヒューストン在住の3人。グラムコウさんはことしのブラジル若者ウチナーンチュ大会にも参加した。
 昨年の「世界のウチナーンチュ大会」に参加した感想についてマーシュさんは「2度目の参加だが、世界中の人が集まるのですごいと思った。沖縄に生まれたことを誇りに感じた」、稲福さんは「オープニング・セレモニーが最もインパクトを受けた」、グラムコウさんは「閉会式で若者を代表して自分のアイデンティティーについて発表した。父はアメリカ人、母はウチナーンチュ、自分がはっきりウチナーンチュとして誇りを持ち活動していることと他の人たちへの刺激になるようなスピーチをした」などと語った。
 北米沖縄県人会実行委員長の山内優子さんによると、若者大会の参加者は米国内から80人、その他の外国(沖縄も含めて)70人の計150人を予定している。若者とは18歳から35歳までとし、イベントによってはオブザーバーも認めるという。今後明確なプログラムを作る。ロサンゼルス代表の一人、山内ヒロシさん(沖縄市出身)が3人を世話した。3人は2泊3日のスケジュールをこなして「来年大会で会いましょう」とロサンゼルスを後にした。(当銘貞夫通信員)

英文へ→Activities for the 2nd Worldwide Youth Uchinanchu Festival have begun