【ワシントンDC】独自文化に触発 フォルタさん姉弟、来沖体験を報告


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沖縄ジュニア大使の認定証を手に笑顔を見せる、右から、フォルタ・ナオミさんとネスター君

 毎年夏に行われる沖縄県主催のジュニアースタディーツアーにことし参加した双子のナオミ・フォルタさん(17)と弟ネスター君(17)がこのほど、ツアーに推薦したワシントンDC沖縄会にその体験を報告した。

 2人は那覇市出身のまゆみさん(旧姓・岸本)の長女と長男。ナオミさんが特に印象的だったのは沖縄科学技術大学院大学。「キャンパスのモダンな造りや科学技術を学ぶ学生や先生たちとの協力システムにも感動した」という。今後はワシントンDC沖縄会に深く関わり沖縄の文化の継承に努めたいと抱負をつづっている。
 ネスター君は「沖縄文化がいかに日本や中国の影響を受けながらも独自のユニークな文化を築いていったかを学んだ。平和祈念公園で沖縄が被った戦争の悲惨さについて考えさせられた。平和の島だと思っていた沖縄を今までとは違った側面から見ることができた」などと記した。
 プログラムを通して自分自身が沖縄の血を引いていることを再確認した。ツアー後、沖縄の音楽をダウンロードし、今も毎日聞き、アメリカの友人にはエイサーを教えている。(鈴木多美子通信員)