太陽の恵み、ずらり 花と食のフェス始まる


社会
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彩り豊かな県産野菜が並ぶ「おきなわ花と食のフェスティバル2013」=2日、那覇市の県立武道館

 「てぃだサンサン 食べたらがんじゅう 沖縄産!」をキャッチフレーズに、おきなわ花と食のフェスティバル2013(同推進本部主催)が2日、奥武山総合運動公園で開幕した。3日まで。新鮮な県産青果や肉、魚の試食販売、花きや野菜の品評会など多彩なイベントが催されている。初日は晴天にも恵まれ、会場は家族連れなど多数の来場者でにぎわった。

 「地産地消」をテーマに、畜産物を集めたまーさん市場や水産コーナーなどに過去最多の150団体が出展。来場者はアグー豚やモズク、島野菜など豊富な県産品や加工品に舌鼓を打った。
 県立武道館では県産花きや野菜の品評会などのほかフラワーデザインコンテストも開かれ、会場全体を豊かな色彩が埋め尽くした。
 武道館前で開かれたフラワーガーデニング教室に、宮里郁子さん(55)=那覇市=は娘の風葵(ふうき)さん(26)と参加。「毎年楽しみにしている。家に飾りたい」と自作の鉢を手に笑顔を見せた。
 会場メーンステージでは、県の農林漁業の経営改善、技術の近代化などに対する功績をたたえる「県農林漁業賞」の表彰式があった。14の個人・団体を代表して、土地改良部門で表彰を受けた久米島町具志川土地改良区の山里昌伸理事長は「若者に支持される仕事ナンバーワンを目指したい」とあいさつした。