折り紙で高齢者と交流 浦添工業高・家庭クラブ


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一緒に折り紙を折る生徒とお年寄り=1月26日、浦添市前田

 【浦添】浦添工業高校調理科の家庭クラブに所属する生徒らは1月26日、浦添市前田の特別養護老人ホームありあけの里の通所介護事業所「ゆいぽーと」を訪ね、デイサービスに通うお年寄りに折り紙で作るサクラの折り方と、サクラの形をした手作りクッキーをプレゼントした。完成した折り紙は、色紙に貼り付け、お年寄りに贈呈した。

 同クラブ部長の金城昭子さん=3年=は「普段、お年寄りと触れ合う機会が少ないので、何かできないかと、みんなで話し合って考えた」と企画の目的を説明した。同校名物の桜並木をイメージして、サクラをかたどった折り紙を貼り付けた色紙やクッキーをプレゼントし「花見気分を味わってもらう」(同校教諭)のが狙い。昨年の第19回全国高校写真選手権大会(写真甲子園2012)で優勝した写真部も動員し、生徒とお年寄りが一緒に折り紙を制作する場面を撮影し、写真を色紙に貼り付けた。
 楽しそうに折り紙を折った宮城ヨシさん(87)=同市宮城=は「生徒が優しく教えてくれたおかげでとても楽しい。ありがたいね」とにっこり。川上ヨシさん(88)=当山=は「出来上がったら、みんなに見せたい」とうれしそうに話した。
 金城さんは「お年寄りたちが毎日楽しく、元気に過ごしてほしい」と願った。