多彩な芸能で会場盛り上げ 沖縄と鹿児島が交流


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
フィナーレで、琉球民謡「松絃流」譜久村悦子研究所や鹿児島の「山川ツマベニ少年太鼓」の子どもたちの演奏に乗せ、カチャーシーを舞う出演者ら=2日、「てぃるる」

 「第4回沖縄・鹿児島文化交流祭~新玉の舞に華花誇ら」(琉球新報社、沖縄・鹿児島文化交流事業実行委員会主催、沖縄県、琉球・山川交流会、沖縄芸能連盟共催)が2日夜、那覇市の県男女共同参画センター「てぃるる」で行われた。沖縄側は琉球舞踊や民謡を披露。鹿児島側は琉球の「上り口説」が源流とされる「利永琉球傘踊り」などを踊り、両県の芸能を通し交流を深めた。

 同交流祭は、琉球への薩摩侵攻400年を迎えた2009年から開始し、4回目。琉舞「四つ竹」「谷茶前」や琉球民謡などを多彩に披露。鹿児島側の「利永琉球傘踊り」は太鼓や傘を手に独特の舞いを見せ「山川ツマベニ少年太鼓」は大迫力の太鼓演奏を響かせ、会場を盛り上げた。
 最後は演目にはなかったカチャーシーを急きょ、組み込んだ=写真。琉球民謡「松絃流」譜久村悦子研究所や鹿児島の「山川ツマベニ少年太鼓」の子どもの演奏に乗せて出演者らが舞い、盛況の中、締めくくった。