【アメリカ】将来の目標語る 県出身3人、県人会を訪問


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将来の夢などを語る(右から)石原綾華さん、上間五月さん、名城信吾さん=米カリフォルニア州の北米沖縄県人会ヤマウチ・ビル

 北米沖縄県人会をこのほど訪れた、県出身の3人の若者に将来の夢などについてインタビューした。

 宜野湾市野嵩出身の石原綾華さん(22)=琉球大=は昨年6月に沖縄で行われた琉球民謡コンクールで叔父の石原春雄さんや石原民謡研究所の門下生たちと会い、アメリカで引き継がれている琉球文化がどういうものなのか実際に見てみたいと思い、そこに生きる人たちがどのような考えを持っているのかも知りたいと考え、渡米したと語る。
 那覇出身の名城信吾さん(22)=琉球大=は訪米の目的は世界一周旅行の一環で、世界若者ウチナーンチュ大会の会場を下見し、県人会、県費留学生のその後に興味を抱いているため北米沖縄県人会の状況を視察したという。
 名護市出身の上間五月さん(22)は沖縄国際大学を休学し、半年間で世界一周しながら沖縄県人会を巡る旅をしている。特にアメリカには、産業、文化、言語、たくさんの異文化に触れ合うことができるので人生勉強のために来米した。ことしの世界若者ウチナーンチュ大会の会場を設ける北米沖縄県人会メンバーと交流を深め、大会を円滑に行えるよう手助けすることが目的だ。
 将来の目標について石原さんは「以前からマスコミ関係の仕事に就きたいと考えていた。幸いにも沖縄県内のラジオ局から内定を頂いたので、そこで目標達成に近づけるよう努力していきたい。各地の県人会と、沖縄で暮らす人との間で情報を交換し合い、交流する取り組みもしていきたい」
 名城さんの目標は沖縄で数学の高校教師になることだ。「高校生のビッグイベント、修学旅行を海外の学生と共同企画ツアーにできればいい。アジア圏の学校と提携し、生徒同士で旅行の一部を自主企画したい」
 上間さんは「沖縄を代表するアナウンサーになりたい。この旅を通して、異国の地で交流し、学び、感動できて、沖縄に尽くせる人となるよう成長していきたい」とそれぞれが抱負を語った。(当銘貞夫通信員)