「歌ぬ糸」発表 仲宗根創


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アルバム「歌ぬ糸」を発表した若手民謡歌手の仲宗根創

 【沖縄】若手民謡歌手の仲宗根創が1日、2枚目のアルバム「歌ぬ糸」を発表した。中学生の時に発表した「アッチャメー小」から13年ぶり。

 新曲「マーラン船」や先人への思いをつづった自作詞の「ナークニー」のほか、長年歌い継がれてきた「海のチンボーラー小」「ハンタ原」など15曲を収録。沖縄の古い香りが漂う作品を取り上げたという。
 仲宗根は1988年生まれ。祖父の影響を受けて3歳から民謡を歌い始めた。アルバム名には「歌は今と昔をつなぐ糸のような存在。世が替わり、生まれた時代は違っても、歌を通して先人と心が一つになる」という思いを託した。
 仲宗根は「まだ勉強中の身だが、アルバムを出してほしいという応援の声があり、自主レーベルで出した。先人と私たちとのつながりに注目し、感謝の思いを込めて作った」と話す。
 「歌ぬ糸」は県内レコード店で発売中。2500円。17日午後7時から沖縄民謡居酒屋なちぶさ~西原店で発売記念ライブを開く。