大気汚染物質 PM2.5 県内基準値超


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 中国大陸からの大気汚染の影響を懸念し、県環境生活部環境保全課は7日から同課ホームページ(HP)で自動車の排出ガスなどに含まれる微小粒子状大気汚染物質「PM2・5」の1月1日以降の計測値の公表を始めた。

県内では1月23~25日に1日平均値が国の環境基準値35マイクログラム立方メートルを超えていたことが分かった。3日間の速報値は40・9~49・6マイクログラム立方メートルだった。
 県は中国での大気汚染の影響について、県民からの問い合わせが増加していることから公表を始めた。5日時点で、1月30日以降の計測データを把握していたが、それ以前の計測値についても分析、基準値を超えている日があったことが分かった。同課大気環境班の金城賢班長は「中国の大気汚染との関係性は、はっきり分からない」としている。
 県はHPで「外が白くぼやけている(煙霧)場合には、マスクの着用とともに、外出を控えるなど予防してほしい」と対策を呼び掛けている。PM2・5は粒子が細かいため、ウイルス対策用マスクの着用を勧めている。
 県環境保全課のHPは http://www.pref.okinawa.jp/kankyouhozen/index.html

英文へ→Levels of air pollution in Okinawa exceed national environmental standard