【与那原】2012年9月に区制80周年を記念し、与那原大綱曳が行われた大阪市大正区の筋原章博区長らが6日、与那原町役場を訪れ、大綱曳開催に対する感謝の思いを込めた記念品を同町に贈呈した。
記念品は色の異なる5種類の木板を張り付けたもので、綱のレリーフ(浮き彫り細工)。大きさは縦約70センチ、横約100センチとなっている。同区の木工業者が、伝統の木工技術を駆使して約2カ月かけて制作した。
同区の住民は約6万8千人で、そのうちの約4分の1が県出身者となっており、沖縄とのつながりは強い。昨年9月に同区で開催された「綱・ちゅら・エイサー祭」内で、与那原大綱曳が行われた。祭りは2日間で区内外から約4万人が参加するなど大盛況だった。
筋原区長は「区民が一体となり、区外からも多く参加した。沖縄の歴史、文化を体験できたと思う。これからも協力していきたい」と述べた。
古堅國雄町長も「区制80周年や県の復帰40周年など節目の年に無事開催できて良かった。今後も大阪と与那原の絆が深くなっていくものと確信している」と話した。
(大城徹郎)