島の魅力 一層満喫 クジラ見物へマラソン参加者ら招待


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ホエールウオッチングを楽しむマラソン大会参加者ら=3日、渡嘉敷村チービシの神山島沖合

 【渡嘉敷】2日に開かれた第8回鯨海峡とかしき島一周マラソン大会の実行委員会(会長・座間味昌茂村長)は3日、マラソン参加者とボランティアら約260人を「フェリーとかしき」(499トン)によるホエールウオッチングに招待した。

 同実行員会では第1回大会からマラソン参加者らのホエールウオッチングを国立沖縄青少年交流の家(佐藤良一所長)の協力で毎年実施し、好評を得ている。
 正午に渡嘉敷港を出港、同村チービシの神山島沖合を2~3頭のザトウクジラが4カ所で遊泳しているのを発見。フェリー航行中に10頭余のクジラに囲まれ、目前に見る巨大クジラに参加者は歓声を上げていた。また、那覇への帰りのフェリーでも再びクジラに遭遇、3~6度にわたるクジラブリーチングを堪能した。
 埼玉県から友人と3人で参加した森次綾香さん(28)は「あまりに海がきれいなので、マラソン参加を取りやめ、ダイビングを体験した。おまけにクジラも見られてラッキーだった」と満足げに話した。(米田英明通信員)