【中国】沖縄・黒糖に人気 上海市で九州物産展開催


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九州沖縄物産展を訪れ、商品を手に取る買い物客ら=1月25日、中国・上海市内の美羅城(メトロシティ)デパート

 九州沖縄物産展が1月25、26の両日、上海市内の美羅城(メトロシティ)デパートで開かれた。この物産展は本来、昨年10月に開かれる予定だったが、昨年は日中間で尖閣諸島問題が起きたため、延期されていた。

 沖縄県は、上海で展開しているアンテナショップから黒糖やシークヮーサージュースなどの物産を出品した。来場者たちは珍しい物産に足を止め、多くの来場者が沖縄の物産を買っていった。
 上海で三線教室を開いている西原圭佑さんが三線を披露するなど、会場は大いに盛り上がった。
 今回、この九州沖縄物産展を取り仕切った上海熊本市事務所の杉本幸生所長は「昨年は尖閣諸島問題が起こり開催できず残念だった。ただ、昨年末から徐々に関係も良くなり、今回の開催にこぎ着けた。物産展期間中も問題が起こらないように、地元警察も時々見回りに来てもらっている」と話した。
 その上で「上海の皆さんに九州沖縄の良いところを知っていただき、以前のようにたくさんの中国の方が九州沖縄を訪れてくれることを望んでいます」と語った。
 昨年は冷え切ってしまった日中関係だが、今後はこのようなイベントを通じ、また以前のような関係を築くことに期待が集まっている。(小谷良太通信員)

英文へ→Brown sugar from Okinawa popular in Shanghai