琉球大学観光産業科学部の「キャリア開発演習」講義を受講している2年生87人は1月26日、県内企業7社の課題解決方法をチームごとにポスターにまとめて提案する「ポスターセッション」を同大大学会館で開催した。
県内企業人事担当者ら約100人が訪れ、学生発の企業への提案に聞き入っていた。
学生たちは2012年10月から、同講義に協力する沖縄ツーリストや、読谷村の体験王国むら咲むらを運営する読谷ククルリゾート沖縄、飲食店を経営するアイ・ステーションなど県内の7社が提示した企業課題について、5人1組のチームで、その解決方法を議論してきた。
鉄板焼ステーキレストラン碧の提示した「採用母集団を増やすには」という課題を検討してきたチーム「碧インターナショナル」は「採用活動のターゲットは学生なので、学生が求める情報を目立たせるべきだ」として企業説明会用パンフレットの作り直しなどを提言した。
同チームリーダーの金城秀希さん(20)は「提案内容が受け入れられるか不安だったが、企業の方々がうなずいてくれている部分もあったので、良かった。提案内容を取り入れてくれたら採用活動にとってプラスになると確信している」と手応えを感じていた。