奥浜・上森君が優勝 ものづくり県大会工場生産設備競技


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「全国大会でも優勝を目指す」と意気込む上森大夢君(左)と奥浜優太君=那覇市松川の沖縄工業高校

 沖縄工業高校(山城邦定校長)の奥浜優太君(17)=同高2年=と上森大夢(ひろむ)君(17)=同高2年=がこのほど、第8回若年者ものづくり競技大会の予選となる第6回県大会のメカトロニクス職種で優勝した。

これで同高は5連覇を果たした。2人は8月に開催予定の全国大会での優勝を目指し、現在も早朝や放課後を利用して練習に励んでいる。
 同大会は県内工業高校の生徒の機械制御技術の向上と、広い視野で技術・技能を磨く姿勢などを育てることを目的に開催している。2人が挑戦するメカトロニクス職種とは工場の自動生産設備に見立てた競技用の装置を使い、設備の改造や調整、プログラミングや部品の取り換えなどを行う。
 2人は昨年の県大会に出場したが3位だった。3位だったことに上森君は「優勝を目指して放課後の遅くまで練習したので、悔しかった」と振り返る。一方、「前回の県大会で反省点が見つかった」と話す奥浜君。以来、2人は県大会優勝を目指し、土、日曜以外の放課後に練習を重ねた。
 約1年間の努力が実り、今回優勝を果たした奥浜君は「うれしかった」と笑顔を見せるが「まだまだ課題があるのでもっと練習が必要」と冷静だ。上森君は「県大会優勝は当たり前。全国大会でも優勝を目指したい」と意気込んでいる。