琉球新報社 
沖縄の長寿の秘密に迫ったドキュメンタリー「フォースダ―ジュ、年月の力」の試写会が１月２３日、フランスのパリ市内の映画館で、テレビ局関係者を招待して開かれた。
沖縄の長寿の秘訣（ひけつ）に迫ったこのドキュメンタリーは、テレビ放映を視野に入れて製作された。小林流空手８段で、現在フランス・パリで道場の主宰をしている安谷屋政助さん（６４）が現地のコーディネート役として協力した。
当作品プロデューサー、コンスタンティン・ブリエスト氏は上映前のあいさつで、仲井真弘多知事ら今回の沖縄の個性的な出演者が実現したのは、安谷屋さんの力によるものが大きいと語り、安谷屋氏に来場者から大きな拍手が送られた。
フランス人による独特の切り口で製作されたこの作品は、単なるルポルタージュとしての映像作品というよりは、沖縄の自然の美しさと、そこに住む人々のユーモラスな一面が見事に表現されている。これを観たフランス人はいつか沖縄に行きたい、と必ず思うような作品に仕上がっている。
２年の歳月をかけて完成した作品に監督のフロランカシアニ・インゴニ氏は「思うように撮影が進まず、大変なこともあったが、皆さんの協力でいい作品が完成したと思う。１人でも多くの方にこの作品が見てもらえるとうれしい」と語った。（大城洋子通信員）
英文へ→Documentary movie about the secret of longevity in Okinawa previewed in Paris
