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「火の用心、ヤー、メースネー、ヒーサスンドー」(家を燃やしたら、凍えるよ)―。那覇市消防団(饒平名康臣団長)は2日、地域の防火意識を高めようと、栄町市場とその周辺で夜間パトロールを行った。
消防団員約30人のほか、翁長雄志那覇市長や栄町市場おばぁラッパーズのカメーおばぁさんらも参加した。拍子木を打ち鳴らしながら細い道を練り歩き、市場の商店主や飲食を楽しむ市民らに、ウチナーグチを使いながら火の元への注意を促した。
饒平名団長は「防火には日ごろからの意識付けが大切だ。消防団は今後も市内各地で『火の用心』運動を行う。これをきっかけに市内各地で独自の取り組みを広げたい」と期待を込めた。
カメーおばぁさんは「私が小さいころはみんな(防火活動を)していた。栄町で久々にしてくれて、とてもありがたい」と話す。「今日の運動をきっかけに、市場内の子どもたちと一緒に、活動を続けたい」と意気込んだ。