墳丘外に堤?や石敷き 菖蒲池古墳、見た目を重視


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 奈良県橿原市の菖蒲池古墳(7世紀半ば、方墳)で、墳丘を囲む堤とみられる盛り土や、その外側に施された石敷きが見つかり、市教育委員会が20日、発表した。通常は堤までが古墳の範囲とされ、さらに外側から施設が見つかるのは極めて異例という。

 また、堀の幅は古墳正面から奥に行くほど狭くなることも判明。正面から見た際の遠近感を出す工夫とみられる。担当者は「見た目を重視した結果、手の込んだ造りになったのかもしれない」としており、被葬者像を考える手掛かりになりそうだ。
(共同通信)