石垣産黒米、化粧品に レキオボーテ 店頭販売は市内限定


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商品をPRするレキオボーテの金田勲商品開発部長(右から2人目)、仲新城精米店の仲新城淳代表(同3人目)ら=19日、石垣商工会

 【石垣】化粧品を開発、製造しているレキオボーテ(那覇市、真田孝範社長)は19日、石垣市商工会で会見し、石垣島産黒米の米ぬかエキスを配合したスキンケア商品「canann(カナン)」の店頭販売を石垣島で始めたと発表した。商品は主にネット通販で販売しており、店頭販売は石垣島のみで行うという。

 使用する米ぬかエキスは、仲新城精米店の仲新城淳代表が完全無農薬で栽培した黒米から抽出している。黒米は抗酸化作用のあるポリフェノールの一種「アントシアニン」が豊富に含まれており、化粧品に適しているという。
 琉球王国時代から使われているハーブ「クミスクチン」の葉や久米島の海洋深層水、沖縄で採取されたクチャ(泥岩)など、沖縄の素材を厳選して使用している。
 商品はアクアクレンジングローション(税込み2940円)、アクアバランシングローション(同3675円)、ミネラルクレイスカルプシャンプー(同1575円)など。旅行などに持ち運べるトライアルセット(同1500円)も用意している。
 取り扱いは公設市場の石垣市特産品販売センターと石垣港離島ターミナル内の市経済公社。
 商品開発を援助した市商工会の我喜屋隆会長は「黒米と化粧品がコラボしていい商品ができた。市民にも使ってもらいたい」と話した。