「ミャークフツ」で熱唱 方言カラオケ大会に70人


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「ドラえもんのうた」を方言で歌う子どもたち=16日、宮古島市のマティダ市民劇場

 【宮古島】宮古方言の継承を目的とした「第2回ミャークフツカラオケ大会」が16日、宮古島市平良のマティダ市民劇場で開催された。3歳から93歳までの15組、約70人が出場し宮古方言の歌を披露した。

 参加者は、民謡や歌謡曲、アニメソングや演歌など幅広いジャンルの歌を宮古方言で歌った。舞台のスクリーンには元の歌詞と方言訳を表示。大会の最後には、スタッフや出演者、観客が一緒になって東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」の方言版を歌った。
 最優秀賞の「かぎあーぐ賞」には、永六輔・中村八大の「生きているということは」を歌った西原コーラスゆりの会が選ばれた。優秀賞の「あーぐ賞」にはブリーフ&トランクスの「青のり」を歌った池間英史さん(45)が、審査員特別賞の「ザームツ賞」には二葉百合子の「岸壁の母」を歌った湧川弘一さん(79)が選ばれた。また、審査員や観客を驚かせた「オゴエ賞」には、UAの「水色」を歌った森川真由子さん(30)が選ばれた。
 「ドラえもんのうた」を方言で歌った天久咲希さん(11)=久松小5年=と天久実希さん(8)=同2年、伊波愛哩さん(8)=西城小2年、伊波由珠妃ちゃん(5)、平良日花莉さん(11)=平良第一小5年、指揮をした平良雄飛君(17)=宮古特別支援学校2年=は「覚えるのが難しかったけど、歌ったら簡単だった。お客さんがたくさんいて緊張したけど楽しかった」と笑顔を見せた。