旧正にお節弁当 恩納村商工会女性部、高齢者へ贈る


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愛情を込めたお節弁当を作った婦人ら=9日、恩納村の恩納村婦人の家

 【恩納】恩納村商工会女性部(當山美津部長)の22人が旧暦の大みそかに当たる9日、恩納区の恩納村婦人の家でお節弁当を作り、80歳以上の一人暮らしのお年寄り133人の家に届けた。

 仕込みから配達まで2日間かけ、ほぼ全員で取り組んだ活動はことしで19回目。お節弁当を楽しみにしているお年寄りのため、会員それぞれの持ち味を生かし、料理に愛情を込めた。ピンク色ののしには「あら玉の年に 炭と昆布かざて 心からすがた 若くなゆさ」と琉歌を添えた。
 恩納区の池原方盛さん(97)は「毎年おいしいごちそうをありがとう」と元気な声でお礼を述べた。おんなの駅「なかゆくい市場」からは恩納村産の大根、キャベツ、インゲンなどの提供があった。(小山猛三郎通信員)