集団女性暴行事件 両被告、大筋で起訴事実認める


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 本島中部で2012年10月に発生した米海軍兵による集団女性暴行致傷事件で、県内の女性を暴行してけがを負わせたとして、集団女性暴行致傷の罪に問われた米テキサス州フォートワース海軍航空基地所属の米海軍三等兵曹(23)と、同罪と被害女性の現金を奪ったとして強盗の罪に問われた同上等水兵(24)の裁判員裁判の初公判が26日、那覇地裁(鈴木秀行裁判長)であった。両被告は大筋で起訴事実を認めた。裁判では量刑が争点となる。

 起訴状によると、両被告は、昨年10月16日午前3時40分~4時半までの間に、共謀して首を締め付けるなどして女性にけがを負わせ、集団で暴行したとされる。逮捕時の県警での取り調べで両被告は「2人でやった」などと容疑を認めている。
 事件後、深夜外出禁止令や禁酒令の再発防止策や綱紀粛正を図ったが、その後も米兵による事件、事故が相次ぐ中で、市民参加による裁判員裁判が開かれ、どのような判決が下されるのか注目が集まる。判決は3月1日に言い渡される。
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